青学大1イニング4犠打 プロにもない珍記録

[ 2012年4月13日 06:00 ]

<青学大・駒大>2回裏1死三塁、安田絋が投前バントを決める

東都大学野球 青学大3-1駒大

(4月13日 神宮)
 2回戦2試合が行われた。青学大は2回に1イニング4犠打の手堅い攻撃で挙げた3点を、3人の継投で逃げ切って今季初勝利を挙げた。また、中大は今秋ドラフト候補の鍵谷陽平投手(4年)が7回無失点の好投で日大を下し、昨秋6位のチームは早くも勝ち点2を手にした。

 青学大が、集中打ならぬ「集中犠打」で試合を制した。2回無死二塁から井上のバントを処理した駒大・木村が一塁へ悪送球し、その間に先制。続く河野も投前にバントを転がし、再び一塁への悪送球で2点目。吉田正も犠打で続き、最後は安田鉱のスクイズで3点目を奪った。

 わずか2安打での勝利に河原井正雄監督は「(打線は)情けない」とおかんむりだったが「(悪送球を)2度続けてやってくれるとは思わなかった。(送球難の)投手は多いから」と手堅い攻撃には納得顔。1イニング4犠打は、プロ野球記録の3を上回る珍記録となった。

 一方、今春から指揮を執る駒大・西村亮監督は「野球にならない。同じことを2度しているので…」と怒り心頭だった。

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2012年4月13日のニュース