ＤｅＮＡ６連敗で中畑監督「私を責めてください」

＜ヤ・Ｄ＞サヨナラ負けに中畑監督（中央）は帽子をとってファンに挨拶し、打たれた山口（左端）はガックリと引きあげる

セ・リーグ ＤｅＮＡ１－２ヤクルト

（4月10日 神宮）
　ＤｅＮＡ・中畑監督はファンの悲痛な叫びを一身に受け止めた。同点の延長１０回、守護神・山口が田中にサヨナラ打を浴び６連敗。「山口を出して負けない野球を選択したんだけど…。責任は私にある。私を責めてください」。三塁側スタンドから飛び交う叱咤（しった）激励に「ごめん」「すみません」「頑張ります」と何度も繰り返した。

　執念采配も実らなかった。０―０の６回、右前打を放ったラミレスを早々に代え「とにかく先制点が欲しかった」と俊足の荒波を代走に送った。その後、ヤクルトに先制を許したが、７回１死一塁、石川の場面で犠打を選択。２死二塁から森本の同点適時打を呼び込んだ。それでも連敗を止めることができなかった。「手は尽くしたというのは自分の中である。勝利の女神がこちらを向いてくれない」と指揮官。開幕９試合にして最大の試練が訪れている。