スタンドがどよめいた“左翼・ブラゼル” 本人は「別に…」

[ 2012年4月9日 10:39 ]

<神・巨>2回、左翼手・ブラゼル(左)が谷の左前打を処理する間に寺内が生還

セ・リーグ 阪神1―5巨人

(4月8日 甲子園)
 広い甲子園の外野を守った。ブラゼルが開幕8試合目で左翼で先発。少なくとも日本では初めてで、2度の守備機会を無難にこなした。

 まずは初回2死一、二塁。村田の詰まった当たりが三塁後方にポトリと落ちた。足が遅いのは仕方がないが、必死に猛チャージした。2回にも2死一、二塁から谷の左前打を処理した。本塁に送球すらできずに二塁走者の寺内の生還を許したが、ブラゼルに何の落ち度もない。敗戦後とあって「別に…」とだけしか語らなかったが、足を引っ張ることはなかった。

 城島との一塁併用、そして左翼金本を休養させるケースに備えキャンプから練習を重ねてきた。オープン戦でも左翼守備につき、実戦数もこなしてきた。この日、金本が今季初めて先発から外れたことによりスペシャル・プランが実現。しかし、城島が2回の一塁守備で負傷したため3回からは定位置の一塁に戻った。

 この日、先発オーダーが発表されるとスタンドからはどよめきが起こった。当初、首脳陣は守備力の高くないブラゼルを甲子園で左翼に就かせないことを示唆していたからだ。和田監督が説明する。

 「カネ(金本)に予定通り休ませるというところでね。そこ(左翼)をどうするか。デーゲームというところも考えてね。ナイターよりも(風がないので)守りやすいから。後はもうドーム限定になるかな。ブラゼルどうこうでなく、なんとか城島を生かさないといけないので。今日は2イニングだけになってしまったけどね」

 指揮官の采配オプションを増やすために、不慣れな左翼も懸命に守ってみせる。

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