宮国“持ってる”孝行息子 家族観戦時に登板

[ 2012年4月9日 15:04 ]

<神・巨>初登板初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔の宮国
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セ・リーグ 巨人5-1阪神

(4月8日 甲子園)
 巨人・宮国はとにかくシャイで照れ屋だ。三塁側スタンドには両親と母校糸満野球部の上原忠監督、山城芳則部長が沖縄県糸満市から日帰りで観戦に訪れていた。
【試合結果】

 試合後は会うことはできなかったが、ウイニングボールについて聞かれると「両親に渡すつもりですけど“ありがとう”とか何も言わず、普通に“はい”って渡したいですね」とはにかんだ。

 「持ってる男」でもある。父・透さん(51)は中学校、母・優子さん(50)は小学校の教師で、登板が日曜日でなければ4人とも観戦は実現しなかった。思えば地元凱旋がかなった沖縄でのオープン戦2試合、そして岡山理大に通う兄・翔さんが観戦した倉敷での3月7日広島戦と、家族の都合に合わせたかのように登板してきた。「それも巡り合わせですよね。意外と家族思いなんです」と透さん。その笑顔に、最高の親孝行だなと思わされた。

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