47イニングぶり得点も…中畑監督「勝たなきゃいけない」

[ 2012年4月9日 06:00 ]

<D・広>9回、5試合ぶりに得点を入れベンチで手をたたく中畑監督(右奥)ら

セ・リーグ DeNA2-5広島

(4月8日 横浜)
 皮肉なものだ。0―2で迎えた9回。DeNAは反撃のリズムをつくろうとして投入したクローザーの山口が3失点。これが長いトンネル脱出の呼び水になるのである。

 広島ベンチは5点差になって守護神サファテを温存。代わりにマウンドに送った今村から金城以下クリーンアップが3連打して47イニングぶりの得点を挙げるのだ。だが、反撃も2点止まり。ゼロ行進はストップしても、ハマスタでは開幕5連敗だ。中畑監督の表情も硬い。

 「それ(得点)が目標じゃないからね。勝たなきゃいけないんだ。内容的にはここ何試合かと同じ。バッターとしての姿勢が出てない中で凡打を繰り返している」

 チームの現状を象徴していたのは梶谷。「育てるために外さない」として7番に下げた期待の星は2回1死一、二塁の好機に1度も振らず最後はハーフスイングで三振。「あの姿勢を見せられたらやむを得ない」と2打席でベンチに下げた。

 野村に8回まで抑えられたことについては「プロである以上、ルーキーに簡単にひねられちゃ駄目。われわれも悔しさを前面に出して大いに反省し、次の対戦では何とかしなきゃいけない」と中畑監督。野村からじゃない得点にすっきりしない部分は残るが、明るい材料もあった。

 1番に入れて2安打の森本。さらに腰痛の渡辺直に代えてこの日1軍に上げた山崎。梶谷と交代でショートに入れ、8回にはしぶとく食らいついて中前打を放った。

 「森本の姿勢に山崎が引っ張られて、ちょっと空気が変わってくれるかな。球場が替わって、次の神宮から出直しです」

 最下位に落ち、10日から敵地でヤクルト3連戦。13日からの巨人3連戦で本拠地今季初勝利を挙げる前に、まずは連敗から抜け出さなきゃいけない。

 ≪チームワースト記録を57年ぶり更新≫DeNAは9回に2点を挙げ、53年大映に並ぶ5試合連続零敗のワーストタイ記録は辛くも免れた。もっとも、1日阪神戦の8回から続いていた連続イニング無得点は46イニングに。チームでは大洋時代の55年8月24日阪神戦の5回から9月3日国鉄戦の2回まで喫した39イニング連続無得点を57年ぶりに上回るワースト新記録になった。

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