“斎藤世代”吉川1438日ぶり白星!連敗12で止めた

[ 2012年4月9日 06:00 ]

<ロ・日>4年ぶりの白星を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔の吉川

パ・リーグ 日本ハム3-1ロッテ

(4月8日 QVC)
 野球は不思議だ。日本ハム・吉川は前回1日の西武戦(札幌ドーム)で最速151キロをマークし、8回を3安打無四球の1失点と好投した。しかし、勝てなかった。

 それから中6日。調子は悪かった。5回5四球と制球を乱し、110球も要して降板した。それでも1失点。あれだけ縁遠かった通算7勝目の白星を08年5月1日のロッテ戦(千葉マリン)以来1438日ぶりに手にし、自身の連敗を12で止めた。6日に24歳になったばかりの左腕は「今回は助けてもらった1勝。リリーフの方に申し訳ない気持ちでいっぱい」と恥ずかしそうに言った。

 前回の西武戦は勝てなかったが、自信という財産は増えた。4回まで打者19人中、3ボールが10人。だが失点は4回1死から里崎のソロだけ。どんなに走者を出しても自分の球を信じて腕を振り続け、ロッテ打線にあと1本を許さなかった。

 06年の高校生ドラフト1巡目指名で入団。1年目に4勝を挙げたが、08年に2勝したのを最後に白星から遠ざかっていた。栗山監督にキャンプ中「今年ダメならユニホームを脱がす」と通達された左腕は「僕もそういう覚悟でやっている」。昨季まで走者を出すと制球を気にして、持ち味の直球を投げられず自滅した。試合中に指揮官から「どんなに走者を出してもいいから、腕を振って強いボールを投げてくれ」とアドバイスされ、マウンドで開き直った。

 栗山監督が「将来の柱」と期待する斎藤と吉川の同い年の2人に白星が付いてチームは4連勝。開幕2連勝の斎藤には「刺激を受けています」と吉川。若き左右の両輪が回り始めた日本ハムが、着々と勝ち星を積み重ねている。

 ▼日本ハム・吉井投手コーチ(吉川について)褒めるところは何にもないで。ただ、それでも勝てたということをプラスにしてほしい。

 ◆吉川 光夫(よしかわ・みつお)1988年(昭63)4月6日、福岡県生まれの24歳。広陵では2年春からエースを務め、3年夏の広島県大会は準決勝で崇徳に敗退した。甲子園出場なし。06年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団。昨季は3年連続の1軍未勝利ながら、イースタン・リーグで最優秀防御率を獲得。1メートル77、75キロ。左投げ左打ち。

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