兵庫　先制許すも逆転で貯金１　大阪は開幕４連敗

決勝右前適時打を放つ兵庫・中村茜

　日本女子プロ野球リーグは７日、神戸総合運動公園サブで１試合を行い、兵庫が大阪に７－６で逆転勝ちし、貯金１とした。

　初回、兵庫のルーキー先発大田は、立ち上がりに苦しみ二死から４連打で３失点。だが、その裏の二死３塁から４番中村茜が左越え３塁打で１点を入れ、流れを引き寄せた。２回にも２つのエラーにつけ込むなど、打者一巡の猛攻で一挙６点のビッグイニングで大阪を逆転した。

　連続タイムリーとなる逆転右前打を放った中村茜は「ちょっと緊張してたんですけど、キャプテンの厚ヶ瀬から“楽しんで来い”という声が出たんで、その一声で楽しく打席に立つことが出来ました」と打率．４７４の主砲は満面の笑みを浮かべた。

　投げても、６失点と苦しんだ先発大田を受けた２番手坪内が３回１安打の投球。「先発大田が頑張っていたので、どうしても勝ちを挙げたいと思って抑えました」 と喜びを口にした。２連勝を飾った兵庫に対し、大阪は４つのエラーを記録するなど、守備の乱れに不安を残した。攻撃陣も１点差に迫ったが、４回二死満塁の好機をつぶすなど、チームの状態は悪く開幕４連敗を喫した。

　▼兵庫・坪内　先発のルーキー大田が頑張っていたので、どうしても勝ちたいと思って、ここは抑えようと思いました。点差のことは気にせず、対戦に集中して投げました。本当に大田は緊張感の中、投げていたので、ここで1勝を挙げてくれて本当に良かったです。

　▼大阪・田中碧　申し訳ない気持ちしかないです。チームが３連敗していたので、今日は止めるという気持ちだけでいきました。点数をつけるとしても、マイナスですね 。投げ込んで低めに投げられるようにならないと。