球児 通算200セーブ王手も「今は自分だけ不安定」

[ 2012年4月8日 06:00 ]

<神・巨>高橋を一ゴロに抑え、ガッツポーズの阪神・藤川

セ・リーグ 阪神1-0巨人

(4月7日 甲子園)
 スミ1での完封劇。最後は火の玉で締めた。1点リードの9回を抑えた阪神・藤川が今季3セーブ目。通算200セーブに王手をかけた。

 「先頭(打者)を出して、思ったとおりに投げられなかった」と振り返ったが、スタンドの猛虎党を沸かせるには十分の投球だった。先頭の長野に中前打を許したものの、続く阿部を149キロ、村田を147キロ直球で空振り三振。最後は2死二塁で高橋由を一ゴロに仕留めた。区切りの数字にあと1に迫ったが「打たれそうで嫌。今は自分だけ不安定。地道にやっていきます」と気の緩みは一切ない。

 前夜は能見が2安打完封勝利。この日も7回の1イニングを投げた筒井が3者連続三振に抑えるなど、盤石のリレーだった。同一カードでの巨人戦2試合連続完封勝利は、71年7月以来41年ぶり。8日の先発の左腕・岩田で、オール完封に挑む。

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2012年4月8日のニュース