ファンも熱いぜ!新生ベイ「前を向き、次こそ勝利」

[ 2012年4月4日 22:34 ]

 ファンだって熱いぜ。球団が誕生して初めて本拠地横浜スタジアム(横浜市中区)での開幕戦を4日に迎えた横浜DeNAベイスターズ。大勢のファンが開門前から詰め掛けて声援を送ったが、地元での初勝利はお預けに。それでも「監督みたいに前向きに、次こそ勝利を」と今シーズンの活躍に期待を込めた。

 3日は暴風雨で思わぬ“水入り”となり、仕切り直した4日。午後4時半の開門時にはベイスターズファンが占めるライトスタンド入り口に700人以上の列ができた。

 スタンドから声をからして応援したが、結果は0対4。チームが日本一になった1998年以来のファンという神奈川県大和市の会社員本杉英登さん(40)は「もっと点を取ってほしかった」と2安打無得点に終わった打線に落胆気味。それでも「チーム全体が中畑清監督のように、前向きに頑張ってほしい」とエールを送った。

 横浜市西区の会社員蔵田渉さん(42)は「監督が代わってチームの雰囲気が楽しくなった。応援し続けます」と笑顔だった。

 球団によると、4日の開幕戦はライトスタンドの指定券を完売し、来場者数は1万8823人に上った。ファンクラブ会員もこれまでに、昨年のピークを2割超えた。

 スタジアムに近いJR関内駅には、チームのヘルメットを模した巨大モニュメントや中畑監督をモデルにした「熱いぜ!キヨシ人形」が登場。地域を挙げて新球団の船出を盛り上げている。

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2012年4月4日のニュース