藤浪 貫禄の1失点完投「走られても本塁に還さなければいい」

[ 2012年4月2日 13:17 ]

完投で決勝進出を決め、ガッツポーズの大阪桐蔭・藤浪

第84回選抜高校野球第11日 準決勝 大阪桐蔭3-1高崎健康福祉大高崎

(4月2日 甲子園)
 “浪速のダルビッシュ”藤浪がこの日も存在感をみせた。

 機動力で勝ち進んできた相手に「足でかき回すチームですが、走られても本塁に還さなければいいだけ。打者に集中」と泰然。最速151キロの直球と落差十分のフォークなど緩急をたくみにつき、7安打1失点完投。「力を抜いて投げられた。フォークとチェンジアップの制球がよく、(新たな)投球の引き出しができた」と、決勝へ向けて収穫を口にした

 「選手もスタンドも一つになって優勝旗をつかみとりたい」。春初の頂点まであと1つだ。

 ▼大阪桐蔭・水本主将「勝てたのはうれしいけど、切り替えてあすに向けてしっかり準備したい」

 ▼同・白水中堅手(二回に先制打)「カーブを待っていた。狙い通り。準々決勝で適時打を打っていたので、いいイメージで打席に入れた」

 ▼同・大西二塁手(3安打1四球)「自分からチャンスをつくらないといけない。塁に多く出られたのでよかった」
 

 

続きを表示

この記事のフォト

2012年4月2日のニュース