【女子プロ野球】大阪・小西が1号も初勝利ならず

[ 2012年4月2日 09:30 ]

柵越えの第1号本塁打を放ち、ナインに迎えられる小西

 日本女子プロ野球リーグは1日、わかさスタジアム京都でダブルヘッダーを行った。両軍18安打が飛び交う乱打戦となった第1試合は、兵庫が延長の末9-7で大阪を下し、第2試合は京都が9-1で兵庫に圧勝した。京都が3連勝で首位、大阪は3戦で未勝利。

 第1試合で大阪の小西美加が今季第1号本塁打を放った。わかさスタジアム京都にラッキーゾーンが設置されることになり、両翼は100メートルから90メートルになった。7回、3点を追う大阪は、小西が兵庫の3番手岩谷の内角直球をすくい上げると、打球は高い弧を描いてラッキーゾーンに吸い込まれた。

 「チームを活気づけるために、狙っていきました。第1号はこんなに早く打てるとは思っていなかった。今季は1球で流れが変わる、そこが楽しみだし、うれしく思う」。昨季は、2本塁打中、サク越えは1本。今季は早くも1本出したことで本塁打量産が期待される。だが、初勝利を狙った先発投手では制球に苦しみ、白星はお預けとなった。

 第2試合は、兵庫の新人・大田が初先発したが8四死球、4被安打7失点で4回途中降板となった。大田は「自分の足りないところが多くわかった。力み過ぎてストライクが入らず、ボールが先行するパターンで四球を出して打たれる。一番悪い形を出してしまったので、そこを修正していきます。次こそは自分の持ち味である真っすぐを生かした躍動感あふれる投球ができるように頑張ります」と次戦での雪辱を誓った。

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