岩田「簡単にホームランで取られたのは悔しい」

[ 2012年4月2日 07:46 ]

セ・リーグ 阪神2―6DeNA

(4月2日 京セラD)
 今季初先発となった阪神・岩田は7回途中4失点で降板。4回は新井の失策で先制点を献上する不運もあったが、7回には先頭の金城にスライダーを左翼席に運ばれた。

 「終盤に差し掛かる時で1点が重たい。そこで簡単にホームランで取られたのは悔しい」

 淡々とした表情の中に悔しさがにじんだ。これでリズムを崩したのか森本、荒波に連打を浴びたところで降板。99球と余力を残してベンチにさがった。

 京セラドームのマウンドへの対応に序盤は力を割いた。「(マウンドの)感覚がちょっとしっくりこなかった。僕の中では結構苦しんだんで」。それでも初回から宝刀スライダーと力強い直球がさえ渡り、3回を打者9人のパーフェクトで片付けた。

 状態は決して悪くなかった。警戒していたDeNAの機動力も封じた。だからこそ岩田は次戦へ向けて「切り替えます」と前を向いた。能見に次ぐ先発陣の柱として期待される背番号21。黒星を糧にここから勝利を積み重ねていく。

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2012年4月2日のニュース