オリ 9年ぶり開幕3連敗…絶好機に北川「最低の仕事」

[ 2012年4月2日 06:00 ]

<ソ・オ>9回無死一塁、後藤(右)が左飛に倒れベンチで渋い表情の岡田監督

パ・リーグ オリックス1-5ソフトバンク

(4月1日 ヤフーD)
 必ずやり返す!オリックス・岡田監督が“逆襲”を誓った。1058日ぶりの1軍戦登板だったソフトバンク先発・新垣の前に5安打1得点と看板の打線が沈黙。最下位に沈んだ03年以来9年ぶりの開幕3連敗を喫した。開幕3連敗は阪神監督時代も含めて自身初の屈辱だ。

 「(好機は)8回のあそこだけやったけどな。(内野が)下がっててゴロでもいいわけやから。三振じゃ何もおきん。7回まで1安打。どうしようもない。あんなチャンス逃したらああなる」

 指揮官がボヤキ口調で振り返ったのは2点を追った8回だ。T-岡田、バルディリスの連打で築いた無死二、三塁の絶好機。代打・北川は投ゴロ、赤田は空振り三振、坂口が二ゴロに倒れた。「あれで点が入らんねんからスクイズを2回せなアカンわ」と拙攻にタメ息交じりで指摘した。「最低の仕事。流れを止めた。きょうは僕のせい」と北川。赤田も「自分の負け。新垣が上だった」と力なく振り返った。

 8回は平野ら4投手をつぎこむ執念継投も吉野が被弾。対ソフトバンク戦は昨季から8連敗中だ。4打数無安打の李大浩は「チームは消極的になって力を出し切れていない。連敗を止めたら何とかなる」と選手の総意を代弁した。次回ソフトバンク戦は本拠・京セラドームで迎える17日からの3連戦だ。「3つやられたわけやからソフトバンクにはやり返さなアカン」。指揮官は力強い言葉で反攻を誓った。

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2012年4月2日のニュース