石川、球団新の開幕戦4勝目!惜しくもノーヒッターは逃す

[ 2012年3月30日 20:44 ]

巨人戦に先発したヤクルト・石川

 プロ野球2012年シーズンは30日、セ、パ両リーグが同時開幕した。東京ドームでは巨人―ヤクルトが行われ、5年連続でヤクルトの開幕投手を務めたエース左腕の石川が巨人打線を9回1死までノーヒットに抑える快投。史上初となる快挙は逃したものの、開幕戦で4勝目をマークした。開幕戦で4勝は金田、松岡、石井一の3勝を上回る球団新記録。

 石川は初回、いきなり先頭の坂本に自らの一塁への悪送球で出塁を許し、2回には小笠原に四球を与えたが、その後は完璧な投球。持ち前の制球力と緩急を駆使し、巨人打線を料理。9回1死から坂本に左前打、続くボウカーに右前打を許すと、左足のふくらはぎがつり、1死一、三塁の場面で無念の降板となったが、バーネットが2者を抑え、4年ぶりの開幕戦白星を手にした。

 史上初の大記録だけでなく、完投も逃したとはいえ8回1/3を2安打無失点でチームに勝利をもたらし、小川監督も「素晴らしい投球だった」と絶賛した。8回からつり始めていた左脚のため大事を取って降板した石川は「調子うんぬんじゃなく、気持ちで攻められた。出来過ぎというか…」と照れくさそうに笑った。

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