自己最速153キロ!藤浪 圧巻の3者連続空振り三振斬り

[ 2012年3月30日 14:45 ]

<浦和学院―大阪桐蔭>7回裏、無死満塁のピンチを3者三振で切り抜け、雄たけびを上げる大阪桐蔭・藤浪

第84回選抜高校野球第9日 準々決勝 大阪桐蔭3―2浦和学院

(3月30日 甲子園)
 “浪速のダルビッシュ”藤浪は6回からリリーフ。2度の満塁機を背負ったが1失点の粘投を見せ、自己最速の153キロもマークした。1―1の7回は3連打で無死満塁を迎えたが、速球とカットボールを主体に相手を圧倒し3者連続空振り三振斬り。「狙っていたわけじゃない」という最高の結果を手にした。

 続く8回は2失策が絡んで2死満塁。2ボールから高めの150キロは捕手のミットをかすめる痛恨の捕逸となったが、後続を断ち、9回の反撃を呼び込んだ。

 7回にピンチを切り抜けた後は「自然に出た」とマウンドで雄たけびを上げたエースだったが、試合後は「一試合一試合、決勝戦のつもりでやっていきたい」とクールな表情。捕手の森は藤浪の投球について「コントロールは良くなかったけど、球自体に力があった」と話し、8回の捕逸について「速すぎた。伸びていた」と振り返った。

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