坂本2世・北條3安打4打点 鉄棒全国3位の身体能力

[ 2012年3月29日 06:00 ]

<近江・光星学院>3回1死満塁、光星学院・北條は左越えに先制の3点二塁打を放つ

センバツ2回戦 光星学院13―1近江

(3月28日 甲子園)
 2回戦3試合が行われ、第3試合では3季連続出場の光星学院(青森)が今大会最多の13得点で近江(滋賀)を破り、初の8強に進出した。4番の北條史也内野手(3年)が3安打4打点の大活躍。同校OBの巨人・坂本勇人内野手(23)と同じ大型遊撃手で「坂本2世」と呼ばれる実力を発揮した。第2試合では鳴門(徳島)が作新学院(栃木)相手にセンバツ史上初となる2試合連続延長サヨナラ勝ちを収め、42年ぶりの8強入りを決めた。
【試合結果】

 稲妻のような鋭い打球だった。雷のため試合開始が14分遅れた試合。4番の北條が3回1死満塁から左中間フェンスを直撃する走者一掃の先制二塁打を放った。

 「1回戦は(1安打2打点も)全然ダメだったので、2回戦は絶対に打つと決めていた」。5回に中前打、6回には再び左中間フェンス最上部を直撃する適時三塁打。本塁打が出ればサイクル安打の活躍だった。左足をゆったりと上げ、鋭いスイングで打ち返すフォームは憧れの先輩の姿と重なる。06年センバツの坂本と同じ「4番・遊撃」。「坂本2世」と呼ばれる男が3安打4打点の大暴れをしてみせた。

 試合前に1回戦近江―高崎戦のDVDを見て、近江のエース村田の配球を研究。高崎の打者が低めの変化球を振らされていたことに注目し「変化球を見極めたら直球が多くなる」と分析。2、4打席目は誘い球の変化球を見逃し、甘く入った直球を確実に打ち返した。

 巨人・坂本の柔らかい手首の使い方を日々研究するなど、本家への憧れは強い。3歳から兄・優治さん(20)とともに器械体操を始め、小学4年時には鉄棒で全国3位に入ったこともある身体能力の持ち主。坂本も顔負けの天性の手首の柔らかさは少年時代に培われていた。

 昨夏の甲子園は「5番・遊撃」として準優勝に貢献したが、決勝の日大三戦は2打数無安打。「あの決勝の歓声は今でも耳に残ってる」と0―11で大敗した悔しさは忘れていない。1回戦の北照戦は6安打と湿りがちだったが、主砲が火付け役となり、この日は15安打13得点の大爆発で、同校史上初の春2勝を達成。大阪桐蔭・藤浪ら投手が注目される今大会で「自分も注目されたい」と話すお祭り男が、主役の座に一気に躍り出る。

 ▼巨人・坂本(06年度卒OB)強いですね。強い、いいチームだと思います。

 ◆北條史也(ほうじょう・ふみや)

 ☆生まれ、サイズ 1994年(平6)7月29日、大阪府生まれの17歳。1メートル77、73キロ。右投げ右打ち。遠投は100メートル、50メートルは6秒3。握力は右55キロ、左53キロ。

 ☆球歴 小学4年時に浜寺ボーイズで野球を始める。美木多中ではオール狭山ボーイズに所属。光星学院では1年春の県大会からベンチ入り。

 ☆趣味、特技 趣味はグラブの手入れ。特技はバック転。

 ☆好きなプロ野球選手 巨人・坂本勇人。好きな言葉は「栄光に近道なし」

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