完全試合の期待もあった中村 帝京戦1安打完封の実力発揮

[ 2012年3月27日 11:05 ]

別府青山を完封し、笑顔を見せる関東一・中村(中央)

第84選抜高校野球1回戦 関東一1―0別府青山

(3月27日 甲子園)
 関東一の2年生エース中村が2安打13奪三振無四球で、チームに87年以来、25年ぶりのセンバツ勝利をもたらした。

 ゆったりとしたフォームから130キロ台後半の直球と、切れ味鋭いスライダーを投げ込み、別府青山打線を翻弄。球の出どころが見にくいフォームに別府青山の打線が戸惑い、5回までパーフェクト投球で、大会史上3人目の完全試合の期待も膨らんだが、6回に先頭の中村に右前打を許した。

 それでも完璧に打たれたわけではなく、1メートル81の2年生右腕はは動じない。「アウトローのストレートが良かった」と快投を振り返った中村。昨秋の東京大会決勝で強豪の帝京打線を1安打完封した右腕は、大舞台のマウンドでも存在感を見せた。

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2012年3月27日のニュース