山本昌 4月だけで47歳シーズン最多勝「3」更新狙う

[ 2012年3月27日 06:00 ]

 「サンデー・マサ」で記録更新だ。開幕第3戦・4月1日の広島戦(ナゴヤドーム)に先発する中日の山本昌投手(46)が26日、ナゴヤ球場を訪れ、得意の4月からエンジン全開を宣言。中6日ならすべて日曜日に5度先発となり、47歳になる年では1948年の浜崎真二(阪急)の3勝を上回る史上最多勝利を一気に更新する可能性も出てきた。

 「春先は結構、強いはず。月間MVPも3度もらっているしね。まずはローテで回ることだね」

 右足首の負傷で昨季は公式戦登板なし。背水の今季だが、オープン戦は5試合で16回を4失点と好投を続けた。3、4月度は過去に93、94、99と3度月間MVPを受賞。開幕ダッシュはお手の物だ。サンデー登板といえば、85年に日曜日だけで開幕7連勝を挙げ、17勝5敗でカムバック賞を受賞した村田兆治氏(野球解説者)が有名だが「サンデー・兆治」ばりの復活劇を狙う。

 日曜日はすべてデーゲームだが「年を取ると早起きになってきたし、いいんじゃない」と歓迎。もうひと花もふた花も咲かせる意気込みだ。

 ▽47歳シーズンの勝利 48年に浜崎真二(阪急)が挙げた3勝がある。工藤公康(西)も10年に10試合登板したが0勝2敗だった。なお最年長勝利は50年浜崎の48歳4カ月。山本昌が今季4月23日以降に勝利すればこれに次ぐ史上2位の記録となる。

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2012年3月27日のニュース