いつか甲子園でプレーを 石巻の少年チームが初観戦

[ 2012年3月25日 17:44 ]

宮城県石巻市から選抜高校野球大会に招待され、笑顔で観戦する永井倹之介君(右)らスポーツ少年団の小学生

 宮城県石巻市の野球少年たちが25日、選抜高校野球の大会本部に招待され、甲子園の一塁側内野席で試合を観戦した。

 前谷地小笠松クラブスポーツ少年団の小学生ら17人。深夜バスで関西入りし、そろいの紺色のジャンパーと帽子姿で試合に見入った。

 永井倹之介君(9)は同市雄勝町で震災に遭った。直後はショックが大きく、頭痛に悩まされ、突然吐いてしまうこともあった。「明日友達のお葬式があるから練習お休みします」。何回も監督に言いに行った。

 厳しい練習でも、泣き言は言わない。黙々と練習に打ち込むことで、元気を取り戻すと同時に、強くもなった。もらったばかりの新しいボールを友達の仏壇に供え、野球で頑張っていることを伝えた。

 初めて甲子園で試合を見て「僕も甲子園に出てる人みたいなキャッチャーになりたい」と恥ずかしそうに笑う。佐藤正浩監督(44)も「けん坊は将来、必ずここでプレーできるようになるぞ」と太鼓判を押した。

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