洲本10回サヨナラ負け…21世紀枠の3校消えた

[ 2012年3月25日 06:00 ]

<鳴門・洲本>10回、サヨナラ負けを喫した洲本の島垣

センバツ1回戦 洲本1―2鳴門

(3月24日 甲子園)
 洲本のエース・島垣はマウンドに立ち尽くした。視線はサヨナラの打球が跳ねた左中間方向をさまよった。「1回からの試合経過を思い出して“いいところだなぁ”と思っていました」

 26年ぶりの聖地。約5000人の応援団で膨れあがったアルプス席からは、2007年に亡くなった偉大な先輩であり作詞家の阿久悠氏(享年70)が生んだ名曲の数々がナインを励ました。1、4、9回には第2応援歌「未知に真赤な帆を張って」が鳴り響き、3回には大会歌「今ありて」が合唱された。

 「君の心に炎があれば風も真赤に染まるだろう」が流れた4回は、2死一塁から下原が右中間へ先制三塁打を放った。1歳にも満たなかった17年前の阪神大震災では自宅が半壊した。「東日本大震災の被災地を見て初めて自分の街がどういう状況だったのか想像できた」という下原のバットが、洲本にセンバツ59年ぶりの得点を叩き出した。

 震災から復興を遂げた淡路島の代表として、阿久悠氏が愛した場所に戻ってきた。島垣の「楽しめました」という言葉が、ナイン全員の思いだった。

 ◆21世紀枠の初戦敗退 洲本(兵庫)が敗退し、今大会の21世紀枠出場校は全て初戦で姿を消した。3校が全て初戦で敗退するのは、2008年に3校出場となって以来、5大会目で初。

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