女満別0-6敗戦も…過酷な環境乗り越えハツラツ

[ 2012年3月23日 06:00 ]

<女満別・九州学院>九州学院に敗れ、礼をして甲子園球場を去る女満別ナイン

センバツ 女満別0-6九州学院

(3月22日 甲子園)
 結果は6安打零敗だった。それでも、女満別ナインは甲子園の土のグラウンドをしっかりと踏みしめた。鈴木収監督は「大空町のグラウンドの上でやってきた通りの、ハツラツとしたプレーをしてくれた。それがうれしい」と言った。

 冬は気温がマイナス20度を計測することもあるが、10試合以上の紅白戦をこなしてきた。試合はもちろん雪の上。ファウルラインは土で引いた。

 全校生徒132人で部員はわずか19人。過酷な環境を乗り越え昨秋の北海道大会で1勝を挙げたことが評価され、21世紀枠で甲子園初出場を果たした。この日は人口約8000人の大空町から、応援ツアーの400人を含め、スタンドには1500人が詰めかけた。町民の期待を背負って戦ったナインは「甲子園の土は軟らかかった。夏にもう一度戻ってきたい」と声をそろえた。

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2012年3月23日のニュース