石巻工アルプスに2500人大応援団 息子に「嫉妬」

[ 2012年3月23日 06:00 ]

<石巻工・神村学園>アルプス席からメッセージを送る石巻工応援団

センバツ 高崎健康福祉大高崎9-3天理

(3月22日 甲子園)
 石巻工の一塁側アルプス席には約2500人の応援団が集結した。左翼手・斉藤大晃の父で野球部の後援会長を務める斉藤英之さん(48)は「息子の姿に心を癒やされてきた。甲子園に連れてきてもらって感謝の気持ちでいっぱい」と大粒の涙を流した。

 家族は無事だったが、石巻市内の自宅は大規模半壊、車も4台流された。英之さんは同校OBで元主将。大晃の小学校時代は、毎朝6時に起きて200球を打たせてきたという。2安打を放った息子に「本音を言うと嫉妬。自分も甲子園に行きたかったな、って」と最後は笑顔だった。

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2012年3月23日のニュース