三重 打順変更しなかったことが奏効 43年ぶりの優勝と同じ好スタート

[ 2012年3月21日 12:52 ]

三重―鳥取城北 5回裏三重1死三塁、岡本が中越えに適時二塁打を放つ

第84回選抜高校野球第1日第1試合 1回戦 三重6―5鳥取城北

(3月21日 甲子園)
 三重・沖田監督の予感は当たった。

 開幕試合で3安打3打点、8回に試合を決める3点の口火を切った3番のキャプテン岡本。本塁打、打点とチーム2冠の主砲も、粗さが目立ち甲子園では5番に打順を下げて気楽に打たせようとしたが、試合前日の打撃練習で当たっていたためそのまま3番で起用。沖田監督は「これが成功した」と会心の笑みを浮かべた。

 その岡本の安打の後、4番小川には送りバントのサイン。「ウチは大きいのを打てるのがいない。4番も4番目に打っているだけ」(沖田監督)と迷いはなかった。

 1969年(昭44)に選抜初優勝の時も開幕試合で勝ち、そのまま勢いに乗った。今年は学校創立50周年の記念の年。幸先の良いスタートを切った。

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2012年3月21日のニュース