岡田監督 T-岡田に“最後通告”「打つヤツを使う」

[ 2012年3月16日 06:00 ]

T?岡田に開幕スタメン落ちも示唆する「最後通告」を突き付けた岡田監督

 オリックス・岡田監督が15日、T-岡田に“最後通告”を発した。チームはほっともっとフィールド神戸で練習後、東京入り。16日のヤクルト戦(神宮)を皮切りに関東遠征では計5試合が組まれている。オープン戦打率・179と極度の不振にあえぐ左の大砲に向けて、指揮官は「打つヤツを使うよ。そのための打順やから」と強烈なダメ出しをし、さらなる奮起を促した。

 一昨年のパ本塁打王は開幕スタメン入りすら危うい状況だ。現状を見かねた指揮官は「一向に調子が上がってこうへん。ええ打ち方を1回も見てへん」とバッサリ。練習では左中間方向を意識した打球が目立つが「試合では引っかけて二ゴロ。試合でやらんかったら、なんぼ振っても一緒よ」と容赦なく切り捨てた。

 辛辣(しんらつ)な発言は期待の裏返しでもある。今季はここまで紅白戦も含めて実戦21試合を消化。すべてに先発しているのはT-岡田だけだ。「期待があるから4打席立たせてる。生きた球を打たんと意味がないから」。21試合で74打数17安打、打率・230。対外試合に限れば・215とさらに打率は下降する。関東での5試合が正念場だ。

 当初、指揮官の構想では5番が有力だった。ただ、オープン戦では6、7番と打順も下降の一途(いちず)をたどる。「(球を)目ではとらえられているけど、体がとらえられていない。何とかしないと」とT-岡田。クリーンアップ返り咲きに「打ててないんで、そんなこと言っていられない」と躍起だ。関東での5番勝負で輝きと信頼を取り戻すしかない。 

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2012年3月16日のニュース