原監督困惑…開幕しか見ていないも、散発4安打敗戦

[ 2012年3月16日 06:00 ]

<中・巨>苦渋の表情で球場を後にする巨人の原監督

オープン戦 巨人1-4中日

(3月15日 浜松)
 午前10時すぎに浜松球場に入った巨人の原監督は、すぐさま報道陣に対応した。「監督としてコメントできる内容は全くありません。言える言葉は、開幕へ向けてしっかりとチームをつくってスタートする。この1点しか頭の中にはありません」。30日の開幕へ向け、最終調整へと移行する時期だけに、表情には困惑と苦渋の色がにじんでいた。

 実名で報道された現在在籍の4選手のうち、内海以外は遠征に同行。6番・一塁で出場した高橋由は無言、3番手で登板の野間口は「球団に聞いてください」、休養で欠場した阿部は「ノーコメント」と口は重かった。

 重苦しい雰囲気の中で行われた試合は散発4安打の1得点で敗れた。スタンドのファンも関心は高く、20代の会社員は「子供のころからの巨人ファン。寂しい」と心を痛め、60代の男性からは「噂通り。巨人は昔からお金に物を言わせていると言われている。他の球団もどうなのか。氷山の一角でしょう」との冷めた声も聞かれた。

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