高木監督のハッパ効いた 山本昌いまだオープン戦無失点

[ 2012年3月15日 16:03 ]

<中・巨>巨人戦に先発し、4回2安打無失点と好投した中日・山本昌

オープン戦 中日4―1巨人

(3月15日 浜松)
 中日の山本昌が4回2安打無失点と好投。緩急が抜群で巨人打線を手玉に取り、5奪三振四死球なしの好内容だった。

 1回、先頭の坂本に外の直球を続け、3球とも見逃しで三振に仕留めた。130キロ台の直球を相手が捉えられず、スクリューボールにバットが空を切る。5三振を奪ったが「ボールの切れや精度を上げていきたい」と満足はしていない。

 「監督さんからハッパを掛けてもらって、早くから準備しているからね」と46歳。昨年末、高木監督に開幕投手起用を告げられた。最初は冗談半分だったが、キャンプを完走。ここまでオープン戦3試合で計9回を無失点と、好結果を残している。

 高木監督は試合後、開幕投手を「もう決めてあるし、伝えてある」と明かした。大役を果たすのは吉見が濃厚だが、ベテラン左腕は先発ローテーション入りへ、指揮官の狙い通りに躍動している。

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2012年3月15日のニュース