ラミレスおじいちゃん 「お孫パワー」でOP戦初安打

[ 2012年3月15日 06:00 ]

<D・ロ>3回2死、オープン戦初安打を放つDeNA・ラミレス

オープン戦 DeNA1-3ロッテ

(3月14日 横浜)
 孫も安打も生まれた!DeNAのアレックス・ラミレス外野手(37)が14日、ロッテ戦の3回に右前打。極度の不振に陥っていた4番が、オープン戦8試合、22打席目にして待望の初安打を放った。続く5回にも中前打をマークして2安打。この日朝、2人目の孫が生まれたという連絡を受けて発奮したラミちゃんが、明るさと本来の打撃を取り戻した。

 孫パワーだ。ラミレスにとって難産だった初安打が生まれたのは3回2死だ。グライシンガーの直球を右前へ。おじいちゃんは一塁ベース上で満面の笑みを浮かべた。

 「きょうは特別な日。2人目の孫が生まれて凄くうれしい。ヒットも出て、いい日になったね」

 朗報が届いたのは早朝の午前5時。エリザベス夫人の前夫との間にできた義理の息子で、元ヤクルトのアレックス・ラミレスJrさんのマーリー夫人が、第1子となる女児を13日に米フロリダ州で出産したとメールが来た。チャーリー・アレキサンドリア・ラミレスと命名された孫の写真、画像が添付されたその連絡で目を覚まし、ラミレスJrさんに「良かったね」と電話したという。

 前日まで20打席無安打。それでも復調の兆しはあった。試合前のフリー打撃では柵越えを連発。「お孫パワー」と自ら日本語で発した通り、スイングに力強さが増してきた。5回の第3打席は中前打。チームは今季初の連敗を喫したが、悩める4番が目を覚ましたのは大きい。

 2年前の3月10日に初孫が生まれ、同11日はマーリーさんの誕生日。そして今年は13日にチャーリーちゃん誕生と、家族にハッピーな日が続く。「孫が日本に来て、一緒に遊ぶ日が待ち切れない」と目尻を下げ、「自分が打てばチームもスタンドも盛り上がる。これを続けて貢献したい」。まだ37歳。ラミレスおじいちゃんは今年も打ちまくる。

 ▼DeNA・サラサー(オープン戦初出場で2安打)今はタイミングだけ気をつけている。ラミレスからもアドバイスをもらい、調子は良くなっている。

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