堂林 フェンス直撃二塁打で1軍生き残りアピール

[ 2012年3月14日 06:00 ]

<西・広>9回、2塁打を放つ広島・堂林

オープン戦 広島3-8西武

(3月13日 西武D)
 名誉挽回の一撃だった。5点を追う最終9回、1死走者なしから広島の堂林が、ゴンザレスの初球の外角低め直球をフルスイング。左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、1軍生き残りをアピールした。

 「あそこは開き直って切り替えました。ストレートを狙って打ち返せたことは自信になります」

 そこまでは散々な1日だった。9番三塁で先発出場も09年の甲子園のライバル・菊池に2打数無安打。3回の第1打席、4回の第2打席ともに「いい感覚でシンで振れました」ととらえながらも遊ゴロに終わった。守備でも初回1死から、原の何でもないゴロを一塁へ低投。失点に結びつく悪送球を犯し、7回にも先頭・中村のゴロをファンブル。2失策を記録した。

 ミスはあったが、首脳陣の評価は上々だ。「最後に取り返したね。ただ、エラーをしても怖々やらず、思い切りやってほしい」と高野手チーフコーチ。野村監督も「しょげる中で、開き直っていいスイングをした。最後1本出たことは大きい」と話した。

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2012年3月14日のニュース