ロッテ 落語で野球解説 マリン亭で“一席”いかが?

[ 2012年3月14日 06:00 ]

ロッテの本拠地・QVCマリンで“落語解説”をすることになった桂米多朗

 野球と落語の異色コラボだ。ロッテが4月18日の楽天戦(QVCマリン)で「真打ち・桂米多朗 落語付きチケット」を発売する。真打ちの桂米多朗を招いて、落語調の解説付きで野球観戦をするというもの。

 「おい、熊さん、ドラ1の藤岡ってえピッチャーは信頼できるのかい?」
 「なんだい、八っつぁん、俺は信じん(新人)よ」

 こんなフレーズが、QVCマリンで飛び出すかもしれない。詳細は検討中だが、球場内のパーティールームに高座を設置。「スタジアム寄席」として、米多朗が座布団の上からきっぷのいいセリフで実況するという。試合後は、当日の試合内容を踏まえ即席の落語が披露されるプランもある。

 米多朗は、幼少からファンクラブ会員という熱狂的なロッテファン。桂米助(ヨネスケ)に入門し、前座名には「桂でっどぼうる」を名乗ったほどの野球好きだ。

 定員25人で、1人10000円(特製幕の内弁当とアルコール、ソフトドリンク飲み放題料金含む)。19日午前10時より球団ホームページで募集要項を発表し、定員になり次第締め切る。米多朗は球団を通して「落語も試合途中に交え、面白楽しく千葉ロッテマリーンズを皆さんと応援します」とコメント。球界初の試みで、スタジアムを盛り上げる。  

 ◆桂 米多朗(かつら・よねたろう)1966年(昭41)4月23日、東京都大田区生まれ。88年に落語会へ入門。前座名「桂でっどぼうる」。92年に二ツ目昇進し「桂デッドボール」に改名。02年に真打ち昇進し、「桂米多朗」。川崎しんゆり芸術祭「アルテリッカ演芸座」の座長などを務める。少年時代からのロッテファン。

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2012年3月14日のニュース