尚成　ＯＰ戦好投も油断大敵「その辺の苦労はある」

オープン戦 エンゼルス１―９ドジャース

（3月12日 テンピ）
　エンゼルスの高橋がわずか７球で１イニングを３者凡退に抑えた。８日のオープン戦初登板は宝刀シンカーを封印。この日は直球とシンカーの２種類で組み立て、先頭打者をシンカーで遊ゴロに抑えるなど危なげない内容だった。

　球数の少なさを補うように、その後ブルペンで約１５球の投球練習。「課題を持ってできているので良かった。次は全部（の球種）を使っていきたい」。これで合計で打者１０人を無安打。それでも昨季もオープン戦８試合で防御率０・６９ながら、公式戦初登板で失点しており「（開幕すると）暖かいところから急に寒いところに行く。その辺の苦労はある」と気を引き締めた。