4番・長野のG新打線も不発…沢村アレレ6回4失点

[ 2012年3月13日 20:22 ]

5回、オリックス・山崎浩に二塁打を浴び、4失点目を喫した巨人先発の沢村

 プロ野球オープン戦、オリックス―巨人は13日、京セラドームで行われ、巨人は4番に長野を置いた新打線が4安打と沈黙。先発した昨季のセ・リーグ新人王の沢村も6回を7安打4失点と振るわなかった。オリックスは来日2年目の左腕マクレーンが5回を1安打無失点。2番手の寺原も2回を無安打無失点と好投した。

 巨人は3番・ボウカー、4番・長野、5番・小笠原でクリーンアップを編成し、6番に村田、7番に阿部が入る新オーダーを組んだが、初回は3者凡退。その裏、沢村は3者連続三振と素晴らしい立ち上がり。

 2回、巨人は長野が空振り三振に倒れると、小笠原は遊ゴロ、村田も一ゴロに倒れ、またも3者凡退に終わった。その裏、沢村は韓国の大砲、李大浩を遊ゴロに仕留めると、巨人から移籍した高橋信を二ゴロ、続くT―岡田を左飛に打ち取った。

 巨人は3回も3者凡退。その裏、沢村は1死から斎藤の完全に打ち取った飛球をボウカーが落球(記録は二塁打)で不運で1死二塁のピンチを招くと、続く駿太の二塁適時内野安打でオリックスに先制を許した。さらに2死一、三塁とピンチを広げ、後藤の右翼線二塁打で1点、直2死二、三塁から捕逸で1点と、この回計3点を失った。

 巨人は4回も簡単に三者凡退。マクレーンは4回をパーフェクトピッチング。その裏、沢村は1死からT―岡田に四球を与えたが、後続を断ち無失点で切り抜けた。

 巨人は5回1死から小笠原がチーム初安打となる右前打で出塁、2死後、阿部が四球を選んで一、二塁としたが、8番・大田が浅い左飛に倒れ、無得点。その裏、沢村は坂口に遊撃内野安打を許すと、2死後、途中出場の山崎浩に左越え適時二塁打を浴びて1点を失った。

 オリックスは6回から寺原が登板。巨人の攻撃を3人で抑えた。その裏、沢村は先頭の高橋信に右前打を許したものの、T―岡田を二ゴロ併殺に仕留め、無失点で切り抜け、結局6回を投げて7安打4失点5奪三振だった。

 7回、巨人は3番からの攻撃だったが、またも3者凡退。その裏、2番手で登板した越智は3者凡退に抑えた。

 巨人は8回1死から阿部が左前打で出塁、2死後、高橋由の中前打で一、三塁とチャンスを広げたが、坂本が二飛に倒れ、またも無得点。その村、3番手の西村は3者凡退に抑えた。

 9回、巨人は先頭の代打・隠善が一塁内野安打で出塁したものの、ボウカーが一直併殺、長野が三振に倒れ、1点も奪うことができなかった。

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2012年3月13日のニュース