オリックスの守護神・岸田 初実戦で新球シュートをテスト

[ 2012年3月13日 06:00 ]

巨人とのオープン戦に備え、ほっともっと神戸で調整を行った岸田(中)。右は寺原

 オリックスの守護神・岸田護投手(30)が13日、巨人とのオープン戦(京セラドーム)でチーム主力組の“大トリ登板”に臨む。初実戦のテーマはズバリ新球テスト。飛ばない統一球の特徴を生かす、右打者の懐をえぐるシュートを試すには強力G打線はもってこいの相手だ。

 シュートの手ほどきを受けたのは、現役時代に近鉄の守護神として君臨していた実績を持つ赤堀投手コーチ。高知2次キャンプ中に握り方を教わり、どう投げればいいかのレクチャーも受けた。

 「(登板は)いよいよという感じですね。シュートとかいろいろ試したいことがあります」

 昨年、リーグ2位の33セーブをマークしたが、チームの優勝のためにはさらなる上積みが必要になる。「(持ち球にシュートがあれば)バッターも迷うと思うので、それだけでも大きい」。投球の組み立てパターンを増やせれば、抑える確率も上がってくるという計算だ。「ものになりそうな感じは持っている」。赤堀コーチのお墨付きをもらった新球披露が楽しみだ。

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2012年3月13日のニュース