マー君いきなり被弾も…“全力”侍ジャパン逆転快勝!

[ 2012年3月10日 21:21 ]

3回、2ランを放ち一塁コーチに迎えられる日本代表・栗原

 東日本大震災復興支援ベースボールマッチは10日、東京ドームで行われ、日本代表が台湾代表と対戦し、9―2で快勝した。09年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以来の結成となった侍ジャパンは先発の田中(楽天)が1回1死から2番・潘武雄に外角高めの速球を左翼席へ運ばれて先制を許したが、打線が13安打を放ち、逆転した。

 台湾代表は元楽天の林英傑が先発。侍ジャパンは初回、先頭の本多(ソフトバンク)が一塁内野安打で出塁し、二盗。糸井(日本ハム)が四球で続き、3番の内川(ソフトバンク)が左飛に倒れたものの、この一打で本多が三進し1死一、三塁。この好機に4番・指名打者の中村(西武)が左前適時打を放って同点。さらに2死一、二塁から中島(西武)の中前適時打で勝ち越した。

 2回、田中は6、7番をともにニゴロに仕留め、8番・高志綱にはファウルで粘られながらも右飛に打ち取り、3者凡退。予定の2回を2安打1失点で終えた。

 侍ジャパンは2回、先頭の坂本(巨人)が中前打で出塁したものの、嶋が遊ゴロ併殺打。本多も二ゴロに倒れ、無得点。3回から内海(巨人)が登板、3者凡退に抑えた。

 台湾も3回から投手が代わり、王鏡銘がマウンドへ。侍ジャパンは2死から中村が右前打で出塁すると、続く5番・栗原(広島)が左翼席へ豪快な2ラン。リードを3点に広げた。

 4回から侍ジャパンのマウンドは吉見(中日)。台湾のクリーンアップをきっちり3者凡退に抑えた。

 その裏、侍ジャパンは1死から坂本が四球で出塁、嶋の右越え二塁打で1死二、三塁とし、代打・渡辺(DeNA)の右犠飛で1点を追加した。

 吉見は5回、先頭の林益全に右前打を許したものの、続く劉芙豪を遊ゴロ併殺に仕留め、この回も台湾の攻撃を3人で退けた。

 その裏、侍ジャパンは1死から中田(日本ハム)が代打で登場。遊撃内野安打で出塁すると、中島左前打で1死一、三塁とし、代打・新井貴(阪神)の左犠飛で1点を追加。リードを5点に広げた。

 侍ジャパンは6回から斎藤(日本ハム)がマウンドへ。1死から張正偉に右中間二塁打を許したものの、周思斉をニゴロ、2死三塁から林智勝を空振り三振に仕留め、無失点に切り抜けた。

 その裏、侍ジャパンは1死満塁から敵失で1点を加えると、なおも1死満塁から中田が三塁線を破る2点適時二塁打を放ち、9―1と大量リード。7回は昨年のセ・リーグ新人王・沢村(巨人)がマウンドへ。先頭の林泓育に右越えソロを浴びて1点を失った。

 8回から侍ジャパンは平野(オリックス)が登板し、3者凡退と好投。9回は浅尾(中日)が登板し、3人をきっちり抑えた。

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