ヤクルト ロマンが好投 荒木コーチも驚き「違う一面見た」

[ 2012年3月7日 06:00 ]

<オープン戦 ヤ・オ>ロマンは6回を2失点に抑える

オープン戦 ヤクルト3-2オリックス 

(3月6日 京セラD)
 ヤクルトのロマンが、開幕ローテーション入りを手繰り寄せた。6回を4安打2失点。オープン戦2試合で防御率1・80とした右腕は「3回以降は自分の投球ができた。前回から間隔(中9日)が空いたので最初は自分と戦っていたよ」。2回に2失点も、すぐに立ち直った。

 最速は144キロをマーク。昨年まで台湾の兄弟で2年連続奪三振王に君臨した156キロの剛腕は影を潜めたが、3回からの3イニングは130キロ台後半のツーシームなどで凡打の山を築き9人で料理した。荒木チーフコーチも「良い意味で、違う一面を見ることができた」と驚いた。

 外国人枠4人目を争う昨季本塁打王のバレンティンは4打数無安打3三振と散々で、オープン戦はいまだ無安打と明暗くっきり分かれた。小川監督は「(外国人枠の決定は)最後までかかる」としたが、荒木コーチは「開幕ローテーションもある」と合格点を与えた。

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2012年3月7日のニュース