山本昌 世界最年長記録へ 高木監督「これならいける」

[ 2012年3月3日 08:29 ]

<中・広>中日・山本昌(右)は高木監督のねぎらいに笑顔

オープン戦 中日3-1広島

(3月2日 ナゴヤD)
 世界最年長の開幕投手に当確ランプをともした。中日・山本昌投手(46)が2日、広島とのオープン戦(ナゴヤドーム)に2番手で登板した。
【試合結果】

 485日ぶりの実戦マウンドで、2回を1安打無失点と好投。復活を印象づけた。

 山本昌が手にしたのは復活への手応えだけではない。自身10年ぶり5度目となる開幕投手を務めることも決定的となった。

 高木監督は「やっぱりいいボールを放っとったね。以前とイメージは変わらないし、“これならいける”というのを見せてくれた」。昨年12月、台湾で開催された名球会のイベント時に指揮官は「開幕投手、頼んだぞ」と山本昌に通告。当初はベテランへのエール、激励の意味合いも含んでいたが、もはや社交辞令ではなくなった。

 大リーグでも例のない46歳7カ月での開幕投手。世界最年長記録に向け、プロ29年目を迎える左腕は「階段を上がったので、調整を進めたい」と気を引き締めた。

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2012年3月3日のニュース