ミコライオ“実戦派”だ!ツインタワーいける!

[ 2012年2月29日 06:00 ]

紅白戦の3回、丸を空振り三振に仕留めるミコライオ

 ツインタワーいける!広島の新外国人キャム・ミコライオ投手(27)が28日、紅白戦に初登板。紅組の2番手として3回の1イニングを打者3人で退け、ルーキーの野村と同様に実戦派ぶりをアピールした。

 「スライダーを修正しなければいけないが、とてもいい感じで投げられた。自分が今、どんな状態なのか確認できた」

 左打者3人との対戦。先頭の丸には5球ファウルで粘られたものの、最後は外角直球で空振り三振。続く土生を中飛に仕留めると、木村も力で押して二飛に打ち取った。丸は「ほぼシュート回転するので、とらえにくかった。(左足が三塁方向に出る)インステップの分、右打者も打ちにくいと思う」と証言した。

 この時期にして最速は149キロ。白組の2番手として投げたサファテの148キロをしのぐ。沖縄で目立った制球難も「柔らかいマウンドに慣れ、気にならなくなった」ことで解消した。1メートル92のサファテ、2メートル5のミコライオ。終盤に登場するツインタワーは強力だ。

 「自分たちの強みはスピードボール。日本の打者は変化球の対応が上手と、デニス(サファテ)から聞いたので、そこは意識してやりたい」。球界最長身右腕は力強く宣言した。

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2012年2月29日のニュース