野村“新人離れ”の2回完全!先発ローテ合格!

[ 2012年2月29日 06:00 ]

紅白戦で実戦初登板の野村は2回をパーフェクトに抑える

 広島のドラフト1位右腕、野村(明大)が紅白戦に初登板。2回22球を投げて打者6人を内野ゴロ5、見逃し三振1と完璧な投球だった。最速は139キロながら低めにボールを集めて打たせて取った右腕は「結果は良かったが、球の質や精度はまだまだ。球が浮かなかったので、そこだけは良かった」と淡々と振り返った。

 小雨が降る悪コンディションにも動じず、直球にスライダー、チェンジアップ、カーブの全球種を投じた。対戦した栗原が「いろんなボールを投げる。崩れることはないと思う」と言えば、末永は「外スラはアッと思った。横浜の三浦さんの外カットのイメージ」と評した。

 新人らしからぬ安定した投球に、首脳陣の評価も高まるばかりだ。野村監督は「実戦派だね。自滅するタイプじゃないとあらためて確認できた。見ていれば誰がローテに入るか入らないか分かるでしょう」と先発枠入りへ合格点を与えた。

 オープン戦デビューは3月4日の中日戦(ナゴヤドーム)が有力。「いつも通りに練習していけば、おのずと状態は上がってくると思います」。その言葉はすでに新人のものではなかった。

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2012年2月29日のニュース