試行錯誤のイチロー ノーステップやめ新打法を改良

[ 2012年2月27日 06:00 ]

 マリナーズ・イチローが、取り組んでいる新打法に改良を加えた。これまでは右足を地面につけたノーステップ。この日のフリー打撃ではスタンスを若干狭め、右足を地面から完全に上げるスタイルへ。キャンプインの際の「(フォームは)ゲームでは、どうなるか分からないと思っている。練習の形がどうしても変わる」との言葉を、早くも実践した形となった。

 初実戦となった24日の紅白戦では、外角スライダーに完全に体勢を崩され空振り三振するなど2打数無安打。「毎年のことだが、練習でできることは決まっている」と話すように、試行錯誤を重ねながら次の段階に進んだ。ただ、両手を最後まで離さず、フォロースルーを大きく取るのは同じ。よりパワーを伝えようとする狙いは一貫している。それを示すように、フリー打撃では44スイングでキャンプ最多の10本の柵越え。26日(日本時間27日)は2度目の紅白戦に川崎とともに出場を予定しており、「新スタイル」を試すことが濃厚だ。

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2012年2月27日のニュース