「やりにくかった」村田 古巣戦で“後ろ髪”断ち切る一発

[ 2012年2月26日 06:00 ]

<巨・D>6回2死、ジオからソロ本塁打を放つ巨人・村田

オープン戦 巨人3―4DeNA

(2月25日 那覇)
 鋭いライナーが左翼席へ一直線に伸びた。巨人・村田が描いた放物線。同点の6回2死、ジオのスライダーを逃さなかった。一時勝ち越しとなる一発はオープン戦3試合で早くも2本目。昨季まで4番を務めた古巣との初対戦で本塁打を放った背番号25は「まさか初戦でいきなり出るとは思わなかった。外の球をうまく引っ掛けられた」と目を丸くした。

 淡々とダイヤモンドを一周した。「思った以上にやりにくかった。常に後ろを守った投手を打つし、相手打者も一緒に守っていたメンバー」。試合前には新主将の石川、内藤らが次々とあいさつに訪れた。20日の休養日にもゴルフをし、夕食もともにしたが、違うユニホーム姿で敵軍に分かれての再会。複雑な気持ちも湧き起こっていた。

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2012年2月26日のニュース