松井 覚悟の渡米…国内“封印”あくまでメジャー

[ 2012年2月23日 06:00 ]

<松井秀喜 渡米>関係者に付き添われ搭乗口へ向かう松井(中)

 アスレチックスからFAとなっている松井秀喜外野手(37)が22日、今季の所属球団が決まらないまま、成田空港発の航空機で渡米した。問いかけにも人さし指を唇にあて「シー」のポーズ。さっぱりと散髪し、表情も穏やかだったが、航空会社の職員8人にガードされる厳戒態勢下で無言を貫いた。

 10月30日にFAとなって4カ月弱。メジャー球団からのオファーはいまだ届いていない。古巣ヤンキースもこの日、フィリーズからFAのイバネスと正式契約。現時点で30球団にレギュラーの空席はない。それでも10年目に懸ける強い意欲が渡米を決意させた。

 各球団は25日(日本時間26日)前後に野手組がキャンプイン。「キャンプに間に合えばいい」という当初の希望は、電撃的なオファーが届かない限り難しい。オファーから契約までの時間的なロスを少しでも減らすため、現地で自主トレを行いながら、来るべき新天地への合流に備える。

 同時に、国内復帰という選択肢を現時点で完全に封印し、米国一本という思いを貫き通す覚悟がある。DeNAをはじめ楽天や日本ハムも興味を示している。しかし、日本球界は常々「今年に関しては考えていない」と話しており、その思いは変わっていない。

 両膝の状態は極めて良好だ。都内での自主トレは、例年にないハイペース。200スイング以上の打撃練習も連日のように行った。「球団が決まっていても決まっていなくても、やることは同じ」。控え選手やマイナー契約のオファーを受けるか。選手の故障などによる空席を待つか。日米通算505本塁打、ワールドシリーズMVPにも輝いた希代のスラッガーが、メジャー生き残りへの強い気持ちを胸に秘め、機上の人となった。

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