ダル キャンプへ“連投” 初日はあいさつ代わり7球種

[ 2012年2月23日 06:00 ]

<レンジャーズ・ダルビッシュ 自主トレ>非公開で投げ込むダルビッシュ

 名刺代わりのデモンストレーションだ。レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)が21日(日本時間22日)キャンプ地に合流し、即ブルペン入り。30球を投げ「7色の魔球」で早くも周囲の度肝を抜き、ロン・ワシントン監督(59)は、第一印象を「松坂以上」と大絶賛した。ダルビッシュは翌22日(同23日未明)も練習。23日(同24日)のバッテリー組キャンプを前に、「ダル狂騒曲」が幕を開けた。

 キャンプイン前日。グラウンドでの練習が、急きょ報道陣に公開された。キャンプ本番を思わせるようなアリゾナの強い日差しの下、投手陣全員が一斉にキャッチボールを開始。21日と同じ青のウエア姿のダルビッシュは、左翼ポール際でホランドを相手にキャッチボールを行った。

 全米で「時の人」となっているダルビッシュがベールを脱いだのは21日だ。午前8時半にキャンプ地に到着。ブルペン入りすると、ワシントン監督も急いで現場に移動した。報道陣非公開の中、アリゾナの暑い日差しの下で30球を投げ込んだ。

 直球に加えツーシーム、カットボール、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットと、次々に持ち球を披露。ワインドアップとセットポジションからの投球も織り交ぜたという。捕手役を務めた26歳のマルティネスは「10種類ぐらい」と球種の多さに驚き、特に縦に鋭く変化するカットボールとツーシームを評価。「7~8割の力だったと思うが全てに切れがあった。最後3球は体感では93マイル(約150キロ)」と目を丸くした。

 ダルビッシュは自身のツイッターで7つの球種を投げたことを明かし「各球良かったです」と手応え。10日の米国入り後、直前までロサンゼルスで自主トレを行っており、順調な調整ぶりをうかがわせた。

 入札金を含めてレ軍が投資した金額は約1億1000万ドル(約88億円)。話題先行の感もあったが、映像でしか見たことがなかったワシントン監督は新エースの実力に確信を持った。これまで日本人投手の印象といえば「変則フォームや変化球でタイミングを外すのがうまい」だったという。しかし、力強さとうまさを兼ね備えた投球スタイルに「球威で圧倒する剛腕でありながら、技巧派にもなれる。武器が多い分、松坂(レッドソックス)よりも打者が対応するのに時間がかかると思う。投球を見るのが本当に楽しみ」とうなった。

 バッテリー組は23日にキャンプインし、野手が合流しての全体練習は26日(日本時間27日)にスタート。メジャー1年目の火ぶたがいよいよ切られる。

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