ボウカー 左腕攻略の来日1号 変化球も苦にしない

[ 2012年2月22日 06:00 ]

<巨・楽>2回、長谷部(右)から来日初アーチを放つ巨人・ボウカー

練習試合 巨人5―1楽天

(2月21日 沖縄セルラー)
 日増しに高まる評価のように、打球の伸びもうなぎ上りだ。2回1死、巨人・ボウカーが右翼へ来日初アーチ。左腕・長谷部の真ん中高めのスライダーを、シャープなスイングで運んだ。

 「ライナー性の打球を常に意識している。本塁打が出たのはアクシデント的なたまたまだよ」。真面目な努力型助っ人は謙虚に話した。

 初回無死一塁でも右前打。ヒットエンドランのサインはなかったが走者がスタートしており、一、三塁と好機を広げ先制点を呼んだ。左の大砲タイプの外国人選手が軒並み苦手とする、左腕の変化球を攻略し「変化球が来て体が一瞬止まった。右の“ため”がしっかりしている。彼は左投手の方が好きらしい」と岡崎ヘッドコーチ。練習では左投げの打撃投手を指名し、意識付けを行ってきた。実戦6試合で打率・412。今年の助っ人は本物の気配だ。

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2012年2月22日のニュース