4戦7盗塁!平成のスーパーカートリオがエンジン全開

[ 2012年2月22日 06:00 ]

<D・ハ>3回、二盗を決めるDeNA・荒波

練習試合 DeNA6―1韓国ハンファ

(2月21日 宜野湾)
 時は平成。しかしそのスピードは、昔も今も変わらない。ハンファ戦で計7盗塁。中畑監督もしてやったりの表情だ。

 「相手にもプレッシャーをかけられるし、足を絡めた攻撃はいい。ベンチも勢いづく。そういう野球ができたらいいね」

 初回、右前打で出塁した先頭の荒波は、相手投手の大きな投球モーションを見逃さなかった。50メートル5秒9の俊足ですかさず二、三盗。1死三塁で石川が右前へ先制打を放つと、こちらも負けじと二盗だ。森本の二盗と合わせ、この回だけで4盗塁を絡めて3点を先制。2回に北、3回は荒波、4回には新外国人サラサーも二盗を決めた。計3盗塁の荒波は「いける時にいけと言われていた。いいアピールになった」と充実感を漂わせた。

 昨季チームは12球団ワーストの31盗塁。しかし中畑DeNAは違う。これで対外試合4試合で、すでに昨季の3分の1に相当する10盗塁。そのうち7個を、大洋時代に「スーパーカートリオ」で名をはせた高木ヘッドコーチが命名した「平成のスーパーカートリオ」の荒波、梶谷、石川で稼いでいる。3人は今季から自らの判断で自由に盗塁できる権利「グリーンライト」が与えられ、俊足を生かす機会が増えた。9番の啓二朗から続く俊足カルテットは相手にとっても脅威。同コーチは「いいエンジンはある。今は組み立て中。タイヤをブリヂストンにしようか、ピレリにするかで迷ってる」と独特な表現でぜいたくな悩みを披露した。

 初回、2回には二塁走者の森本、北が相手暴投で果敢に本塁を狙うなど、積極的な走塁は体に染みついている。ランランと走りまくって、19日のオリックス戦(宜野湾)に続いて初の連勝。指揮官は「みんながそういう意識を持ってくれるようになった」と、白星以上にナインの姿勢を喜んだ。

 ▼スーパーカートリオ 大洋時代の85年、機動力を重視した近藤貞雄監督が起用した1番・高木豊、2番・加藤博一、3番・屋鋪要の俊足トリオ。当初は「スポーツカートリオ」と命名されたが、野球解説者の長嶋茂雄氏(現巨人終身名誉監督)が「スーパーカートリオ」と言い間違え定着したとされる。同年に高木が42、加藤が48、屋鋪が58盗塁。1チーム3人以上が40盗塁を同時に記録したのはプロ野球史上この1度だけ。

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