松坂 最短5月中復帰も ボビー「非常にいいペース」 

[ 2012年2月22日 06:00 ]

ベケット(後ろ)らが見守る中、ブルペン投球を行うレッドソックス・松坂

 右肘の腱移植手術から復活を目指すレッドソックスの松坂大輔投手(31)が21日(日本時間22日未明)、キャンプインした。午前9時半、まずはグラウンドでの「青空ミーティング」でスタート。今季から就任したボビー・バレンタイン監督が円陣の中央で、ジェスチャーを交えながら10分間の所信表明を行った。

 張り切る指揮官はその後の練習にも乱入。通訳のグラブを取り上げ、松坂のキャッチボール相手を務めるパフォーマンスまで見せた。

 契約最終年の6年目。リハビリが順調に進む中、最短で5月中復帰の可能性も浮上した。前日にはバレンタイン監督が「ダイスケは非常にいいペースで回復している」と語った。当初の見通しでは復帰は7月の球宴前後。しかし、昨年6月に松坂とともに手術を受けた救援左腕ヒルについて同監督は「3、4月でいい準備ができれば、5月に実戦復帰できると考えている」とした上で「ダイスケとヒルは似たペースでリハビリを進めている」と語った。松坂も3月中にフリー打撃に登板できれば、4月中のマイナー登板を経て、5月下旬にもメジャー復帰のシナリオが浮かび上がる。

 「できることをしっかりとこなした上で、最短で戻れればいい」と松坂。着実に歩を進めた先に5月復帰が見えてくる。

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2012年2月22日のニュース