中畑監督 筒香抜きの開幕は考えられず「他の選手にはない威圧感、存在感」

[ 2012年2月21日 06:37 ]

スーパー銭湯のサウナに入ったDeNA・中畑監督は牛乳を豪快に一気飲み

 DeNAの中畑清監督(58)が20日、左足首の骨挫傷で戦線離脱した筒香嘉智内野手(20)に3月23日の巨人とのオープン戦(横浜)までに復帰するよう厳命した。

 筒香は17日のフリー打撃で打撃投手を務めた佐藤から死球を受け「左足首の骨挫傷で全治3週間」と診断された。

 痛みが強く、松葉づえを使って歩いているという。フルメニューの練習を再開できる見通しは3月中旬。同30日の開幕・阪神戦(京セラドーム)に間に合わせるには厳しい状況だ。ただ指揮官は「絶対安静ではない。負荷をかけた方が治りが早いらしい。筋力が落ちない治療スタイルで練習もできる。ホッとした」と説明した。

 今キャンプで指定強化選手のトップに挙げていたのが筒香。「3番・三塁」として育成する方針で、この日も「他の選手にはない威圧感、存在感がある。長打力もあって打率も残せる。このキャンプで守備も凄く頑張ってきたので一番充実してたんじゃないか」と賛辞を並べた。DeNAの対外試合初戦となった16日の日本ハムとの練習試合(名護)では4安打2打点に美技も披露。「ほれぼれしちゃったよな」という筒香抜きのオーダーは考えられない。

 筒香は球団を通して「このような形で横浜に戻るのは非常に残念です。しかし、まだ開幕には間に合うと思う。一日も早くしっかり治してグラウンドに戻ります」とコメント。新生DeNAのキーマンとなる20歳の早期復帰を、今は信じて待つだけだ。

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2012年2月21日のニュース