由規へ古田氏から3つの金言 お手本は北別府氏とダル

[ 2012年2月21日 06:00 ]

フリー打撃に登板したヤクルト・由規

 フォームのバランスは悪い。球も荒れた。だが、キャンプ初の打撃投手で66球を投じたヤクルト・由規の表情はすっきりしていた。

 「力み倒しましたね。でもいいように考えています。もうちょっと(時間が)かかると思っていた」。相川、飯原ら4人を相手に投げられた喜びが勝った。

 オフは昨季痛めた右肩のリハビリに費やし、キャンプ初日のブルペン予定は、雑菌による左足甲の腫れでキャンセル。本格的な投球再開は、12日までずれ込んだ。この日はブルペンと合わせて今キャンプ最多の150球。遅れは取り戻しつつある。荒木チーフ兼投手コーチは「沖縄にいる間に実戦で(マウンドに)立たせたい」と開幕を照準に逆算を始めた。

 1歩ずつ前進する愛弟子を見つめていたのが、07年ドラフトで由規を引き当てた当時のヤクルト監督・古田敦也氏(野球評論家)だ。「北別府さんの制球力、ダルビッシュの緩急を参考にすれば年間15勝はできる」と具体的な見本を示した上で「緩急ある投球にシフトする年齢を認識しろ」「今のフォームにこだわるな。改良に挑戦しろ」「(球界最速161キロの)肩書にこだわるな」と3つの金言を送った。

 由規自身、体の反動に頼らないフォームをキャンプのテーマにしている。開幕まであと1カ月。右腕は恩師の金言を胸に急ピッチの仕上げに入る。

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