恩師も宮国の急成長に驚き「伸びしろは知れない」

[ 2012年2月20日 06:00 ]

<巨・神>観戦に訪れた(左から)宮国の母・優子さん、父・透さん、糸満高校野球部・上原忠監督

オープン戦 巨人1-0阪神

(2月19日 沖縄セルラー)
 完全ホームの歓声だった。スタンドでは巨人・宮国の母校・糸満の上原忠監督のほか、校長ら教職員、現役生徒、OBら総勢100人を超す関係者が声援を送った。右翼席には女子バスケットボール部に所属する妹・公歌さん(16)の姿も。上原監督は卒業から1年での急成長に驚きを隠せなかった。

 年末年始は母校で自主トレした宮国だが「キャッチボールを見て、きれいな回転のプロの球を投げていてびっくりしました」と同監督。入部当時は1メートル83、62キロと細く「マッチ棒みたいなもの。すぐ壊れるからと無理させなかった。いつも3イニングとか5イニングに制限して。3年間で完投なんて5試合もないと思う」。登板制限されたプロ1年目だけでなく、高校時代から先を見据え大事に育まれた。「だからあいつは100メートル走で言えば、走り出してもない状態。伸びしろは知れない」と目を細めた恩師。関係者一同、同高初のプロ野球選手への期待も計り知れない。

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2012年2月20日のニュース