おかわり特大弾でも…「調子がいいのか悪いのか分からない」

[ 2012年2月19日 09:43 ]

<西武・韓国ロッテ>4回無死、同点ソロを放ち、米野(左)らナインの出迎えを受ける西武・中村

練習試合 西武4―4韓国ロッテ

(2月18日 南郷)
 「今季1号」は、西武・中村らしい規格外の飛距離だった。今季チーム初の対外試合となった韓国ロッテ戦に「4番・三塁」で先発出場。4回の2打席目に左中間席後方の防球ネットに突き刺さる130メートル弾を放った。

 「一本出るのが遅いのも気持ち悪いので良かった。いい打撃ができた。でも、現時点では調子がいいのか悪いのか分からない」。本塁打の直前は3ボールから「開幕が近ければ絶対に振らない。四球は嫌だったので」というボール球をファウル。そして、変則横手投げの李宰坤(リジェゴン)が続いて投じた134キロの甘い直球を運んだ。外野手が一歩も動けない打球。順調な調整ぶりをうかがわせた。

 「今年は特に変えるポイントもないし、(本塁打にできる)精度が上がっているという感覚は毎年ある。普通に打てれば(プロ野球記録の)55本塁打は何とかなると思う」と自主トレ中から話してきた中村。その言葉を証明する「今季1号」だった。

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2012年2月19日のニュース