斎藤、スカッと抑える!プロ2年目で初の休日返上練習

[ 2012年2月16日 06:00 ]

DeNA戦の先発に向け、休日返上でキャッチボールをする日本ハム・斎藤

 相手が元気ハツラツなら、こちらはスカッとさわやかに――。開幕投手を狙う日本ハム・斎藤はあらためて9人斬りを宣言した。DeNA戦を前に、プロ2年目で初めて休日返上練習を敢行。キャッチボールを行った後には海岸沿いを約5キロのランニング、さらに454段の階段を一気に駆け上がった。「1軍に残るという気持ちで、厳しいサバイバルだと思って抑えたい」と並々ならぬ決意を見せた。

 DeNAの中畑監督について「元気で常に全力プレーという印象」と語った斎藤。注目の一戦であることは承知の上だが、マウンドに上がれば、目の前の課題をクリアするだけだ。前回11日の練習試合・広島戦(名護)では2回1失点。場外弾を浴び「悔しい」を連発した。先発として3イニングを投げる2度目の実戦に向け「変化球とかも試しながら、結果を残したい。9人を無安打でいきたい」ときっぱり言った。

 栗山監督からも無失点指令が下された。約45分のランニングを終え、大粒の汗をかきながら炭酸飲料を手に宿舎に引き揚げてきた指揮官はグビッと飲みながら「(斎藤)佑樹には完璧に100%で行ってほしい。このようにスカッとさわやかにね」と笑った。伝え聞いた斎藤も「そうですね、スカッと抑えたいですね」とニッコリ。昨季、交流戦期間は故障で戦列を離れていただけに、DeNAとは初対決となる。打倒・斎藤を前面に出す中畑DeNAに対し、2年目の右腕はあくまでも「ゼロ」にこだわる。

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