岩村 復活への秘策は“ワニバット”と間の取り方

[ 2012年2月7日 06:00 ]

復活を目指し、若手と同じようにアーリーワークに参加して打ち込む楽天・岩村

 楽天・岩村が「ワニバット」で復活ロードを切り拓く。

 アーリーワークからフリー打撃まで、ヘッド部分にワニ革模様を施した960グラムのマスコットバットのみを使用。昨季より20グラム重くしたナイキ社製の特注品で、「03年に1300グラムをつくったことはある」というが、常時使用するバットとしては日米通算15年目で最重量だ。レイズ時代も同じ模様のグラブを使用して08年にワールドシリーズ初出場を果たしており、験の良い相棒と再出発する。

 昨季は打率・183。「負の連鎖。前は体を動かせば打てたから、詳しく考えたことがなかった」と振り返る。オフ中は体を絞り上げ、今キャンプでも1日1500スイング以上。ヤクルト時代に1軍昇格した「00年以来かな」という猛練習をこなしている。現在は間の取り方を確認しており、大久保打撃コーチも「昨季はガス欠だったけど、間が取れてエネルギーをためることができている」。岩村は11~13日の紅白戦を皮切りに、練習試合、オープン戦は全て出場する意思を固めている。

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2012年2月7日のニュース